生命の部屋I・植松琢麿

photo:birthday, 2005, 200x300x200cm, mixed media
(C)Takuma Uematsu



2006年5月22日(月)~6月3日(土)


 


第1回「αMプロジェクト2006」のアーティストに、大阪在住の植松琢麿(1977年石川県生まれ)を選んだ。
私が昨年プロデュースした大阪府文化事業の第2回「大阪・アート・カレイドスコープOSAKA05」にも参加してもらった作家だ。

植松琢麿は大阪弁でいうところの「けったいなもの」をつくる美術家だ。しかし、とてもまじめに「生命」の事を考えているらしい。鹿や鳥、オットセイやペンギ ンといった動物の剥製を素材として、植松が考える造形物との組み合わせによって構成されたオブジェは、まさに「けったいな生命体」。新たな生命体を創造し、植松の妄想が妄想を生んで出来上がったようなオブジェたち。DNAの秘密を解明してきた人類は、科学技術で生命という神の領域に手をのばそうとしている。それは地球全体の生態系バランスを崩す自然環境破壊でもある。そんな警告を発した作品を発表してきた植松が、今回ギャラリー空間を「生命の部屋」とし てどのように提示するかが見物だ。

加藤義夫

ギャラリー・トーク 植松琢麿 x 加藤義夫