2003年5月12日(月)~5月31日(土)
「真島直子‐地ごく楽」こそ、新生αMの、地を揺るがす産声なり。
アートが瀕死だなどとは、真っ赤な嘘だ。
「この人を見よ!」。「エクチェ・ホモ!」。
彼女の掌に、世界はかくして倒れこむ。
命ぎりぎりで、世界を切り倒し、宇宙生命と心中する。
我らは、命あるかぎり、世界の「無」と心中する。
我らは、かく、原初の神の末裔と信じてアートする。
真島直子、命の叫びを裏返した、これらオブジェと鉛筆画。
その壮麗と静謐に、皆々様、とく瞠目されたし。
新見隆