αM PROJECT
デザイン:岡田和奈佳 撮影:守屋友樹
予告

『開発の再開発』刊行イベント 展覧会カタログを考える

登壇者
石川卓磨(美術家、美術批評)
櫻井拓(編集者)
岡田和奈佳(グラフィックデザイナー)
小野冬黄(gallery αM)
2025年8月24日(日)18:00–19:30
会場
theca(コ本や honkbooks内)〒162-0801 東京都新宿区山吹町294小久保ビル2F
企画・主催
石川卓磨、gallery αM
お問い合わせ
gallery αM
※会場はgallery αMではございませんので、ご注意ください
※会場の定員は約25名で、先着順となります

gallery αMで2年にわたり開催した連続企画、「αMプロジェクト2023–2024 開発の再開発」(ゲストキュレーター:石川卓磨)の展覧会カタログの刊行を記念し、トークイベントを開催いたします。

「新しさ」を追い求める開発という概念自体を批判的に再開発する試みとして石川卓磨が立ち上げた「開発の再開発」には、それぞれが歴史や方法などに関わるコンセプトをもち、研究・実践を続ける8組のアーティストやコレクティブが参加しました。各展覧会の開催のみならず、8名の執筆者によるレビュー寄稿も本企画をかたちづくる重要な要素となっており、カタログには会場記録とともに充実したテキストの数々が収載されています。

今回のイベントでは、『開発の再開発』のコンセプト、編集方針やデザイン設計などの制作過程を起点にしながら、いわゆる「展覧会カタログ」とは何なのか、その役割の可能性やこれからの在り方についてお話しします。

【登壇者プロフィール】
石川卓磨(いしかわ・たくま)
千葉県生まれ。美術家、美術批評。芸術・文化の批評、教育、製作などを行う研究組織「蜘蛛と箒」主宰。αMプロジェクト2023–2024ゲストキュレーター。

櫻井拓(さくらい・ひろし)
宮城県生まれ、京都府在住。編集者。展覧会カタログや作品集を中心に、アートに関わる本を編んでいる。最近の仕事(校閲)に『TOPコレクション トランスフィジカル』(東京都写真美術館、2025年)、執筆に「「水」から考える 人と環境」(アネモメトリ、2025年6–8月)。https://nochbooks.com/

岡田和奈佳(おかだ・わなか)
グラフィックデザイナー。信州大学人文学部を卒業後、2018年よりグラフィックデザイナーとして活動。美術の領域を中心に、広報物・書籍のデザインを手がける。2018年にリソグラフスタジオ「when press」を立ち上げZINEやポスターなどの印刷業務を行うほか、自身のプレス「喫水線」では書籍の出版も行う。https://www.wanakaokada.com/

小野冬黄(おの・ふゆき)
gallery αMアシスタントディレクター(2024年–)。愛知県生まれ、多摩美術大学大学院美術研究科修了。美術家、編集・校正者としても活動を行う。

【書誌情報】
『αMプロジェクト2023–2024 開発の再開発』
石川卓磨・gallery αM編|武蔵野美術大学出版局刊
2025年7月30日刊|B5変型/172頁|本体3,000円+税 

作家:平山昌尚、近藤恵介、Sabbatical Company、松平莉奈、奥村雄樹、片山真妃、大石一貴、Multiple Spirits
執筆:石川卓磨、塚田優、杉浦央子、中島水緒、吉良智子、村山悟郎、大岩雄典、青柳菜摘、きりとりめでる
編集:石川卓磨、櫻井拓(のほ本)、小野冬黄(gallery αM)
デザイン:岡田和奈佳
翻訳:池田絵里佳
会場撮影:守屋友樹