第1回オープンミーティング:オルタナティブな場の連携を美大から考える

「第1回オープンミーティング:オルタナティブな場の連携を美大から考える」
2025年3月9日(日)15:00〜17:00

登壇者:
小野冬黄(武蔵野美術大学連携共創チーム αMアシスタントディレクター)
松田愛子(多摩美術大学社会連携課 Up & Coming担当)
綱川知里(東京造形大学学術交流課 CS-lab職員)

司会:
石川卓磨(美術家・美術批評家)

会場:
gallery αM
東京都新宿区市谷田町1-4
武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス2階


これまでそれぞれに異なる活動を展開してきた、gallery αM(武蔵野美術大学)、Up & Coming(多摩美術大学)、CSLAB(東京造形大学)が一堂に会し、教育機関が運営するノンプロフィットスペースの可能性と未来をめぐるオープンミーティングを開催します。
gallery αMは、ジャンルを問わず質の高い表現と可能性を持つアーティスト、斬新な価値を発信するキュレーターに展覧会企画の場を提供するノンプロフィットギャラリーです。
Up & Comingは、既存のシステムや権威に頼らない自立したプロデュース能力を養い、新しい表現を発信する、若手アーティストのためのオルタナティブ・スペースです。
CSLABは、学生が主体的に学ぶための大学内の「もう一つの大学」を標榜し、学生が望むわがままな学びの実験場として、造形生、教職員、そして学外の参加者が領域を超えて自由な発想で活動を行うスペースです。

これらの3つのスペースは、アートマーケットや美術館とは異なる独自性と自律性を持ちながら、新しいアートや若手アーティストを支援するオルタナティブな実践と実験の場として、重要な役割を果たしてきました。この役割は、単なる作品発表や鑑賞の場にとどまらず、ディスカッション、批評、デザイン、映像、編集、あるいはパフォーマンス、パーティー、企み、遊び、相談といった多岐にわたる活動が総合的に展開され、アートと教育のインフラとして機能してきた点にあります。
本会議では、これらのスペースが持つ役割の評価を試みるとともに、これまでになかったスペース間のディスカッションや協働的なプロジェクトの可能性を探求していきます。