αM+ vol.1

国立奥多摩美術館 “国立奥多摩湖“ 〜もちつもたれつ奥多摩コイン〜

αM+ vol.1 The National Museum of Art, Okutama (MOAO) “The National Mizuumi of Art, Okutama” —Supporting each other.OKUTAMA coin—


2020年2月1日(土)–3月14日(土)
February 1, 2020(Sat.)–March 14, 2020(Sat.)

11:00–19:00/日月祝休 入場無料
11:00–19:00 Closed on Sun., Mon.,
Entrance Free

オープニングパーティ 
2月1日(土)18:00–19:00
Opening Party: February 1 (Sat.) 18:00–19:00

アーティストトーク
2月1日(土)19:00–
Artist Talk: February 1 (Sat.) 19:00–

トークイベント
2月21日(金)18:30–
「どの様にどの位のもちつもたれつ」
登壇者:内山節×白川昌生×佐塚真啓
Talk Event: February 21 (Fri.) 18:30–

※アーティストトークとトークイベントの記録動画はページ末尾に掲載しております。

デザイン:牧寿次郎


ごあいさつ

唐突だが・・。お金をつくる事にした。
それは、お金を増やす道具になってしまったお金や、少し前に、急速に注目を集め、今現在も数字を増やそうとする人々が画面の中で空中戦を繰り広げる仮想通貨などではない。
互いの視線や能力を、健やかに交換するための道具。小さな、地に足のついた、血の通ったお金。互いの関係を育てるお金。

お金をつくろうとする時、ただ金属の円盤を作っても、それはお金にはならない。それをお金にするのは、そこに価値を見出し、それを価値のモノサシとして認める人間と、そんな人々が集まったコミュニティーの存在である。お金をつくるとは、多くの人と、信頼と信用を有する関係を築いていく事。金属の円盤はそうやってお金になり、価値はそうやって生まれ育っていく。

日々、常に、美術について考えているのだが、美術と価値を生み出し育てていくということは、もちろん無関係ではない。美術と価値とお金の話は不可分である。
美術という術は、木片に命を吹き込み、絵具を宝石に変え、価値を育てる依代を作ること。
今回、信頼と信用を核とし、価値を生み出せる方々とお金をつくる事にした。
その名も「奥多摩コイン」。単位は「奥(OK)」。
これが、お金になるのか、ならないのか。それはこれを手にする1人1人に委ねられている。「奥多摩コイン」を、互いの関係を健やかに築き育てる道具にしていきたい。
そんなお金をつくる事にした。

(佐塚真啓)

-------------------------------------------------------------------------------------------------
<<奥多摩コイン十ヶ条>>

① 奥多摩コインは、互いの信頼と信用によって価値を形成しています。
② 奥多摩コインは、血の通ったお金です。
③ 奥多摩コインは、お金を増やすためのお金ではありません。
④ 奥多摩コインは、人間の力を交換するための道具です
⑤ 奥多摩コインを介する事が出来る関係性を『奥多摩経済圏』と呼びます。
⑥ 『奥多摩経済圏』は「もちつもたれつ」を基本原理としています。
⑦ 『奥多摩経済圏』では「1奥=1食・10奥=1日」が互いの基本レートです。
⑧ 奥多摩コインを管理する場所を〈奥多摩湖〉と呼びます。
⑨ 奥多摩コインは『奥多摩経済圏』において力を提供した際に手に入れる事ができます。
  または〈奥多摩湖〉で「1奥=1,000円」で手に入れる事ができます。
⑩ 奥多摩コインは、日本「円」に交換する事ができます。
・奥多摩コインを「円」に換える際には協力者(賛同者)が必要です。
・協力者は『奥多摩経済圏』から7人まで集める事ができます。
・「1奥」は(協力者の1分間の脈拍数の総数)×(和田昌宏・永畑智大・佐塚真啓の頭数)で算出した数字が
「円」に交換する際のレートです。

●『奥多摩経済圏』を形成する者の名前を以下のURLで公開します。

http://okutamaco.in

▊国立奥多摩美術館 こくりつおくたまびじゅつかん▊
「国立奥多摩美術館」沿革
2012年06月:「国立奥多摩美術館」企画始動
2012年10月:Ⅰ「国立奥多摩美術館~青梅ゆかりの名宝展~」実施
2014年03月:rooms28「人間時計」参加
2014年09月:Ⅱ「国立奥多摩美術館~13日間のプレミアムな漂流~」実施
2016年09月:Ⅲ「国立奥多摩映画館~森の叫び~」実施
2017年09月:六本木アートナイト「24時間国際人間時計」参加
2017年12月:「国立奥多摩美術館_生きろ①酒井貴史」実施
2018年05月:「国立奥多摩美術館_生きろ②佐塚真啓」実施
2018年07月:銀座 蔦屋書店「国立奥多摩美術館_生きろ②佐塚真啓 巡回展」実施
2019年10月:Ⅳ「国立奥多摩物語~10月のオーロラ~」実施
2019年12月:LOKO GALLERY「国立奥多摩物語~12月のオーロラ~」実施

アーティストトーク 国立奥多摩美術館×袴田京太朗

トークイベント 「どの様にどの位のもちつもたれつ」内山節×白川昌生×佐塚真啓