photo: 吉祥寺にあったgallery αM(1988~2002)の扉ごしにみた展示風景
αは申すまでもなくプラスαのαであり、あるいは“未知数”の意味のαです。
Mは武蔵美からとっています。小生の意向としましては、“武蔵美プラスアルファ”“武蔵美の未知数の空間”といったイメージでとらえていただければと思っています。
およそ下記の三つを柱にして考えたいと思います。
これは全体スペースを一人で使いきるもので、武蔵美の出身者を中心に、比較的若く、対外的な認知度が高まりつつある作家
これは、少々プロレスじみていて恐縮ですが、先にあげた主旨の中で申しておりますように、他流試合の活性化を念頭に置いています。ニューウェーブ初期には、この種の他流試合が多々ありましたが、今日では比較的少なく、若手の表現意欲を喚起するために行おうというものです。
どのシリーズについてももちろん小生は関わりますが、今日の表現状況を少し掘り込んだかたちで、何人かの作家の出品をいただくグループ展です。(学内文書, 1988)