αMプロジェクト1988-1989 谷新


photo: 吉祥寺にあったgallery αM(1988~2002)の扉ごしにみた展示風景


たにあらたからの提案(1988)

■スペースの名称について・・・ギャラリーαM

αは申すまでもなくプラスαのαであり、あるいは“未知数”の意味のαです。
Mは武蔵美からとっています。小生の意向としましては、“武蔵美プラスアルファ”“武蔵美の未知数の空間”といったイメージでとらえていただければと思っています。

■展覧会企画の柱

およそ下記の三つを柱にして考えたいと思います。

■シリーズ:Mからの発信

これは全体スペースを一人で使いきるもので、武蔵美の出身者を中心に、比較的若く、対外的な認知度が高まりつつある作家

■シリーズ:バトルロイヤル武蔵美 VS α

これは、少々プロレスじみていて恐縮ですが、先にあげた主旨の中で申しておりますように、他流試合の活性化を念頭に置いています。ニューウェーブ初期には、この種の他流試合が多々ありましたが、今日では比較的少なく、若手の表現意欲を喚起するために行おうというものです。

■シリーズ:「現代時制」展(たにあらた企画)

どのシリーズについてももちろん小生は関わりますが、今日の表現状況を少し掘り込んだかたちで、何人かの作家の出品をいただくグループ展です。(学内文書, 1988)